2002年5月19日の最初の産卵による稚魚は、僅かな数ですが、ふ化後7日目までは無事でした。
水槽内に設置した産卵箱に隔離していたのですが、8日目の朝、稚魚の姿が全て消えてしまいます。
たぶん産卵箱のスリットから抜け出し、親魚やボレリーたちに食べられてしまったと思われます。
周囲がひどく残念がるなか、寝子は、
「絶対に2度目があるはず。次は産卵行動から全て見る!」
と、(勝手に)決意しておりました。(…知らないって強ひ。)
その後、最初の産卵から1週間ほどで♀の腹部がふっくらとしてきたため、ペアを別水槽に移動。
さらに数日経つと、♀の腹部の一部が、ぽっこりと横に張り出して抱卵を確信します。
この頃になると、♀は明るい白金色になり、♂と♀に明確な体色の違いが現れました。
しかし、今にも産卵しそうに見えるのに、さらに10日以上経っても産卵には至りませんでした。
この辺りで、寝子は、なにが前回と違うのか?を、必死に考え始めました。
5月18日(産卵の前日)は、早朝から丸一日外出したため、水槽の照明を点けていませんでした。
水槽設置場所は、窓のないマンションの玄関脇で、照明をつけないとかなり薄暗い環境でした。
当時の寝子には、弱光量下で産卵を行うネオンテトラなどの繁殖の知識は全くありませんでした。
ハチェットの繁殖は前例がないと聞いたため、それ以上カラシンの繁殖について調べなかったのです。
ひたすら目の前のグラスハチェットを観察し、最初に産卵した時の状況を思い出していました。
そうして、いきついたのが、
「水面近くを泳ぐ小魚が産卵するなら、雨で暗く水が濁りやすい日の方が安全だろうから、
そういう日を選ぶのではないか?」
ということでした。
6月14日。
明日は一日中気が済むまで水槽に張り付いていられる、という日を選んで準備しました。
朝の給餌後、水槽上のライトの下に厚めの紙を挟み、水槽設置場所の照明を消しました。
6月15日早朝。
そっと覗き込んだ水槽内では、まさに、グラスハチェットの産卵が行われていました。
2回目の産卵でした。
水槽内に設置した産卵箱に隔離していたのですが、8日目の朝、稚魚の姿が全て消えてしまいます。
たぶん産卵箱のスリットから抜け出し、親魚やボレリーたちに食べられてしまったと思われます。
周囲がひどく残念がるなか、寝子は、
「絶対に2度目があるはず。次は産卵行動から全て見る!」
と、(勝手に)決意しておりました。(…知らないって強ひ。)
その後、最初の産卵から1週間ほどで♀の腹部がふっくらとしてきたため、ペアを別水槽に移動。
さらに数日経つと、♀の腹部の一部が、ぽっこりと横に張り出して抱卵を確信します。
この頃になると、♀は明るい白金色になり、♂と♀に明確な体色の違いが現れました。
しかし、今にも産卵しそうに見えるのに、さらに10日以上経っても産卵には至りませんでした。
この辺りで、寝子は、なにが前回と違うのか?を、必死に考え始めました。
5月18日(産卵の前日)は、早朝から丸一日外出したため、水槽の照明を点けていませんでした。
水槽設置場所は、窓のないマンションの玄関脇で、照明をつけないとかなり薄暗い環境でした。
当時の寝子には、弱光量下で産卵を行うネオンテトラなどの繁殖の知識は全くありませんでした。
ハチェットの繁殖は前例がないと聞いたため、それ以上カラシンの繁殖について調べなかったのです。
ひたすら目の前のグラスハチェットを観察し、最初に産卵した時の状況を思い出していました。
そうして、いきついたのが、
「水面近くを泳ぐ小魚が産卵するなら、雨で暗く水が濁りやすい日の方が安全だろうから、
そういう日を選ぶのではないか?」
ということでした。
6月14日。
明日は一日中気が済むまで水槽に張り付いていられる、という日を選んで準備しました。
朝の給餌後、水槽上のライトの下に厚めの紙を挟み、水槽設置場所の照明を消しました。
6月15日早朝。
そっと覗き込んだ水槽内では、まさに、グラスハチェットの産卵が行われていました。
2回目の産卵でした。
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